筋トレの効果を上げる食べ物や食材でおすすめの低GI食品について紹介しています。
低GI食品とはどんなものか、値が高い低いの一覧リスト、女性の筋トレに良い理由などの情報をまとめていますのでチェックしてみてください。
魅力的な低GI食品
筋トレは苦しくて寡黙な運動です。
できることなら短期間で成果を出し、リバウンド知らずのメリハリボディになりたいと思っている人は多いでしょう。
そんな欲張りな願望を持ちながらトレーニングに励む女性の皆さん、必見です。
筋トレの効果を上げるには、食べるものをちょっと変えるだけ。
そんな夢のような食べ物が「低GI食品」です。
GIとはグリセミック指数(glycemic index)の略称をいい、1990年代にWHOが公表した指標で、糖質を含む食品を食べた後の血糖値上昇スピードを示すものです。
- GI値が高い食品は血糖値の上昇が早く、吸収されるスピードも当然速くなります。
- 反対にGI値が低い食品は血糖値の上昇が緩やかで、その吸収スピードも遅くなります。
糖質の代表であるブドウ糖は、脳のエネルギー源であり、身体活動にとって必要不可欠な栄養素です。
しかし、糖質は体に吸収しやすい特徴があるゆえ、ついつい過剰に摂ってしまいがち!
エネルギーとして消費されなかった糖質は脂肪となって蓄積されてしまいます。
身近なところにあるGI食品一覧リスト
それでは具体的にどんな食べ物のGI値が高いのか、あるいは低いのか一例を見ていきましょう。
- 白米 84
- 玄米 56
- 五穀米 55
- 白い食パン 95
- あんパン 95
- ライ麦パン 58
- 全粒粉パン 50
- うどん 80
- そば 59
- 豆腐 42
- 大豆 30
- さつまいも 55
- ごぼう 45
- だいこん 26
- ほうれん草 15
- 豚モモ肉 46
- 牛モモ肉 46
- 鶏ササ身 45
- 鶏ムネ肉 45
- 魚赤身 40
- ホットケーキ 80
- アイスクリーム 65
- アーモンド 25
- パイナップル 65
- バナナ 55
- 巨峰 50
- りんご 36
- グレープフルーツ 31
- いちご 29
主食となる米やパンは、精製されたものではなく未精製のものが低いですね。
肉類に関しても、脂肪が少ない部位や赤身のものが低い数値になっています。
野菜や果物もほとんど低いことが分かりますね。
低GI食品が筋トレに効果的な理由
スポーツ界では常識として知られていることですが、トレーニング後の疲労回復にはプロテイン(タンパク質)が必須です。
しかし、タンパク質が多いものを食べる時には、ちょっと注意が必要になります。
なぜなら、ついつい脂肪も多くエネルギーオーバーになってしまうからです。
その最たる例が肉類。
肉類は食べるほどタンパク質が摂れますが、同時に脂肪も摂ってしまいます。
一例にあるようなGI値の低い部位を選ぶことによって、高タンパク低脂肪の肉類を食べることができます。
この点においても低GI食品は筋トレに最適な食べ物といえますね。
低GI食品で女性におすすめの食べ物は?
未精製の米や麺やパン
未精製の米や麺、パンには、精製されるとなくなってしまう各種ビタミンやミネラルが多く残ります。
- 若返りのビタミンと呼ばれるビタミンE
- 代謝を調節するマグネシウム
- 鉄分などのミネラル
が豊富に含まれています。
大豆
豆腐の原料となる大豆は、畑の肉と呼ばれるほど高タンパク低脂肪です。
加えてポリフェノールの一種であるイソフラボンは、女性ホルモンに似た性質を持っているといわれていますね。
バナナ
また、果物はカロリーが高いと懸念している人も多いかも知れませんが、バナナ100gはわずか86kcalです。
ケーキやドーナツ100gは300kcal以上もあり、バナナがいかに低カロリーかが分かるでしょう。
ビタミン、ミネラル、そして酵素が豊富に含まれる果物や野菜を積極的に食べることで、新陳代謝が活発になり肌の抵抗力も高まって美肌効果が期待できるのです。
まとめ
低GI食品は本来、食後のインスリン(ホルモン)分泌を抑え、血糖値の急激な上昇をコントロールするためのものですが、高タンパク質で筋肉量を保ち、過剰なエネルギーを蓄積しにくい健康的な食品といえるでしょう。
脳のエネルギーとして必要量を摂りながら理想のメリハリボディに導いてくれる、こんな魅力的な食べ物を意識して選んでみませんか。